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2017-04-15

3月12日(日)、図形指導勉強会・第27講を開催しました。
 
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子どもが日常生活で様々なかさの容器に手で触れることが大変重要です。
単位換算の暗記だけではお手上げです。
軽量カップを使い容量を認識させ「かさの感覚」を養うことが大切です。
量感・かさの概念が認識されるとスム-ズにかさの問題も
簡単なものから高度なものまで確実にマスターできていきます。 
 
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数理色板の扇型でない色板13個を使用して、
三角形から八角形まで合計665種類の凸多角形が得られます。
そのうち三角形は大中小の数理色板(大きさ1、2、4)の他に
8、9、16、28、25、32、36の大きさのものがあります。作ってみましょう。
 
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この度、初めて諌山先生の図形勉強会に参加させて頂きました。
私自身、幼児・低学年対象のクラスを持たせて頂いてまだ1年程で、
関わったお子さんの数も図形教材を使っての指導経験もほとんどなく、
子供たちに慣れるのに精一杯な状況です。
手元にはあるものの使ったことのない、使いこなせない教材ばかりで、
塾内で他の講師と相談・議論する機会もほぼなく、手探りの授業をしております。
今までは、数の概念、数を量として捉えることの大切さを意識し、
ドット棒やヌマーカステンなどを使って指導してきましたが、
積み木、パズルは、またそれらでは表せないことを伝え、
別の能力を伸ばすのに役立つと感じました。
指先を使って試行錯誤しながら“組み込み”“長さを合わせる”こと。
偶然の力も借りての発見をくり返すことで、自分なりに、
偶然ではない一つ一つの図形に関するルールを見つけていくと
いうことでしょうか。
偶然性が手伝う・パターンが1つではないということ。
一度ばらすとわからなくなること等により、
ドット棒で教える100・200…のような
「何かについてわかる!」感じはスピーディではないかもしれませんが、
繰り返し楽しむうちに定着するもの
(図形の組み合わせに関する・一つ一つの図形の特徴に関する発見)は
他では伸ばすことができない能力だと思います。
恥ずかしながら、私自身が定着し得るその「発見」をもう少し具体的に知る為に、
これから図形を使ってもっと学習し感じてみるべきだと大いに感じました。
又、最近落ちているといわれる、“視機能”についてのお話が興味深く、
視野・視力だけではないという“視機能”についてどういったものなのか、
もう少し詳しく知りたいと感じました。
先日やった文字さがしや他の作業能力とのつながりなど、
分析・分類し考えてみたいと思います。
新参者で皆様の勉強の水をさすことばかりでしたが、
私には本当に貴重な内容の一日でした。
ご親切にして頂き有難うございました!
S.S先生 
 
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今日一番難しかったものは、色板を使った、三角形を作るパズルです。
徐々に面積が大きくなる掃除の三角形に、色板をあわせるのですが、
三角形の外周がたった1~2mmの違いのものが多くあります。
最初は適当に試行錯誤しながらやっていましたが、
だんだん直感が働きだし、知らないうちにピタッとはまるようになりました。
その瞬間がとても気持ち良いですね。
子供たちも、きっと同じ感覚を覚えると思います。
また「かさ」の勉強では、実物大の入れ物を用意することが大切だと教わりました。
小学5、6年で、L、mL、dL、cm3などの換算の問題がありますが、
ついつい紙の上だけで教えてしまいます。
このような実物大の入れ物を使う方が、子供たちにとって
はるかによくわかると思いました。
本日はありがとうございました。 
K.J先生
 
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「かさの感覚」の概念を指導するのは非常に難しいと感じており、
それでも自己流で何とかやってきていましたが、
今回の勉強会で視ることの大切さを知り、
量の概念は徹底して見せることが重要だと気づかされました。
また、身の回りの様々な物から指導に使えそうなものを
発見されていらっしゃることを知り、やはり常にアンテナを
張って日ごろから意識することは必要だと改めて感じました。
講師たちも益々指導にやる気になっているようです。
今後ともよろしくお願い致します。
K.T先生 
 
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2回目の受講も楽しみに参加しました。
幼児・低学年担当なので、小さい子どもの立場(気持ち)になって
毎回受けています。
どうしたら楽しくわかりやすく、そして力が身につくのか…。
今まで感覚的にしかしていなかったパズルに、
こんな考え方や面白さがあるのだな、もっと活用できるようになりたい
と思っています。
4月末に初級講座を受けさせていただけることになり、
楽しみにしています。
それまでは、まだ2回の受講ですが、教わったことを子どもたちに
試行錯誤しながら伝えていってみます。
かおり 先生
 
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「かさ」を学習する際、計量カップや水を使いながら指導することは
ありましたが、ドット棒と計量カップを一緒に使いながら学習させることは
ありませんでした。
「こんなふうにもドット棒が使えるんだ!!」と驚きました。
時間をかけて丁寧に概念を教えてあげれば、その時に時間も手もかかるかも
しれませんが、単位の変換や文章題を解くときには、理解が深まっているの
だろうと感じました。
そして、娘の為に買った風邪薬についてある計量カップは、これからは捨てずに
塾で活用していきます。
次回も諌山先生からたくさんのことを学びたいと思いますので、
よろしくお願いいたします。
O.E先生 
 
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第27講を受講させていただきました。
数の概念を、数理色板や積木などの具体物を通して
学ぶと、その具体物が、今回は1mLや1dLや1Lマス
になりました。数と具体物の結びつきがよくわかり、目で見て、
手で触れることで、鮮明になります。いつもながら、諌山先生の
教具を集める情熱に感動を覚えます。感動は大人にも
よい学びになります。ありがとうございました。
M.H先生 
 
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子供の見取り方についてのお話は大変興味深かったです。
自分の子供にも当てはまる事(落ちつきがない、集中力がない)があります。
表面的な事で判断するのではなく、そのサインから、何が原因なのかを
見極めないと、根本的な改善がなされない
我が子の子育て、生徒、子供との接し方、すべてに共通する事であり、
私自身の勉強になりました。
「かさの」の単元では、子どもたちに体感させる事。
子供たちにとってかさは暗記であり、1L=10dLまでは理解できても
1dL=100mLを理解し、それをいつでも引き出せ、使いこなすことが
できるのは、プリント学習だけではごくわずかなのが現実です。
(1dL=10mLという子が実に多いのです)
先生の講義のあと、さっそくL、dL、mLマスを購入しました。
子供達が体感して、かさを理解できるように指導していきたいと思います。
宇留島 泉 先生
 
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いつも御指導いただきありがとうございます。
大知の劇的な変化を目の当たりにし、先生のお力の
すばらしさを感じております。
単位の換算は、毎回子どもたちを指導するのに苦慮して
おり、苦手な子供は結局暗記で終わってしまい、
すぐ忘れ→覚え→また忘れ の繰り返しで
意味のない授業だなあ と思いつつ他の手立てもなく。
先生の授業を拝見し、講義を受けて、私達の指導している
子供達がどこでつまり、どうしてこの結果になったのか
よくわかります。
今後、親にどの様に伝えていくか。私の課題です。
今後ともよろしく御指導下さいませ。
宇留島 幸子 先生
 
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パズルが算数の力を向上させるのによい、とは方々で言われて
いますが、その理論的な背景と、実際の算数との距離、
双方を持っている指導法はなかなかないと思います。
参加するたびに奥深さへの気付きが得られる勉強会です。
根保 博仁 先生
 
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